同性愛をテーマにしたエロ作品を書いたとして中国で女性が拘束される

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中国でゲイを題材にした官能小説を書く女性たちが直面する現実 中国では近年、若い女性たちが「ダンメイ」と呼ばれる、男性同士の恋愛や性愛を描いた小説を執筆・公開することで逮捕されるケースが相次いでいる。SNSで自らの逮捕体験を告白する女性作家も現れ、少なくとも30人以上の作家が2025年初めから逮捕されたとされる。多くは20代前半の女性で、台湾発の小説投稿プラットフォームである「ハイタン文学城」に作品を掲載していた。 中国の現行法では、同性愛や性的表現を含む作品は「わいせつ物の制作・配布」として厳しく規制されており、違反した場合は10年以上の懲役もありうる。特に同性愛描写に対する取り締まりは、異性愛の官能小説と比べても厳格で、著名な中国作家の作品が許容されている一方、ダンメイの執筆者は重点的に標的とされている。摘発の波はSNS上でも大きな議論を呼び、「性は恥ずべきものなのか」といった問いかけや、「女性は何がわいせつかを決める権利すら持てない」という怒りの声が広がった。しかし、こうしたオンライン議論も検閲で次々と削除されている。 ダンメイはもともと1990年代の中国のインターネット文化から生まれ、日本のBL(ボーイズラブ)に影響を受けて発展した。歴史やファンタジー、SFなど多様な舞台で、男性同士の親密な関係を女性の視点から描くこのジャンルは、女性読者たちにとって現実のジェンダー規範や家族・結婚への期待から解放される創造的な逃避先となっている。物語の中では男性キャラクターが妊娠したり、弱さを見せたりと、従来の男女関係とは異なる自由な愛の形が描かれる。こうした「女性が女性のために書く」空間の存在こそが、ダンメイのサブカルチャーとしての重要性であり、同時に中国当局が危険視する理由でもある。 ダンメイ作家たちの多くは、執筆を通じて経済的自立やコミュニティとのつながりを得てきた。しかし、警察による捜査は作家本人のみならず、周囲や家族にも精神的・社会的ダメージを与えている。大学の講義中に突然呼び出され、同級生の前で連行された女性作家、「ずっと親の自慢の娘だったのに、今は恥をかかせてしまった」と嘆く声もある。作家同士が助け合う動きも生まれ、弁護士による無料相談や法的支援が急増しているが、摘発の裾野は広がる一方で、関わりの薄い協力者までが取り調べを受けている。 この背景には、中国政府が進める伝統的な家族観や出生率向上政策がある。ダンメイの人気が「女性の結婚や出産願望を減退させる」と見なされ、当局の監視が強化された。過去には作品販売で10年の実刑判決を受けた作家もおり、2024年末から2025年にかけては新たな大量摘発が続いている。警察は作家のSNSアカウントを消去し、作品の閲覧数やわずかな印税までもが犯罪の証拠とされる。 それでも「自分の幸せは執筆の中にある。やめることはできない」と語る作家もいる。ダンメイの世界は、現実の抑圧を超えて、女性が自由に創作できる貴重な「花園」として、今も多くの若い女性たちに支持されている。しかしその代償は、今なお重く、作品と作者の運命を大きく左右している。
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